花見酒

オリジナル

同人誌 / 全年齢 / 2010年11月14日発行

550円(税抜:500円)

Sold Out

詳細情報

美少女ゲームのシナリオライター・不二川巴人による、オリジナル小説。

あらすじ: 俳優として活躍している主人公の『私』は、あるテレビ番組の仕事で、卒業した故郷の中学を訪れていた。季節は春。校庭に植えられた桜の木が、満開の花を咲かせていた。
 彼は、桜の木について、ある想い出があった。彼は毎年の花見に消極的であり、マネージャーは、「桜が嫌いなのか」と聞くが、『私』は、そうではなくて、理由があるからだと言う。そして、『私』は語り出す。
 中学時代。『僕』は、読書ぐらいしか趣味のない、どちらかと言えば、気弱でさえない少年だった。ただ、つい本を朗読してしまうのが癖だった。退屈ではないが面白くもない毎日を過ごしている中、『僕』は、ある新任女性教師に出会う。その『先生』は、明るく、爽やかで、快活としていて、一切の涙や弱音を見せない、芯の強い、見る者すべてを引きつけるような印象を持つ女性だった。自分にはない、活き活きとした魅力を放つ彼女に、『僕』は、淡い思慕の念を抱くようになる……。

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