詳細情報

　地下のモンスター達が白日の下に解放されてから、半年が経っていた。
　地上の世界と地下の世界とはアズゴアと親善大使とやらの尽力もあってまあなんとかうまくいっているらしい。
　オレの中の臆病と、おそらく彼女の中の負い目が機能して、オレたちはきちんとした約束を交わさないまま今もなんとなく寄り添い続けている。
　オレの兄弟と彼女の新しいニンゲンの子どもが仲良しなのを言い訳にして、朝食や、ランチタイムや、夕食とそのあとのゆっくりした時間を共有することを楽しんでいる。

「ニイちゃんはなんで女王様とケッコンしないの？」

　挙げ句、弟にそんな事を言われてしまう始末だ。
「おいどうするよ、オイラが彼女とケッコンしたらオマエのパパになっちまうぞ」
　普段から表情の読めない彼女の子どものフリスクを茶化すと実に不快そうに眉を顰める。

　それから、はぐらかすな、と小さく呟いてにやりと笑った。


Tルート後にピクニックに行って野外エッチするサンズ☓トリエルの小説本です。

• ページ数・曲数・個数など

  24ページ

• 主な作家

  • アラジオ

• 作品のサイズ

  105mm☓173mm

• カップリング

  • ♂×♀

• 発行イベント名

  • きみの選択。３

• 印刷方式

  • オンデマンド

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