万象の鑑 巻之一 序論

オリジナル

同人誌 / 全年齢 / 2018年05月05日発行 / サイズ区分:M

880円(税抜:800円)

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詳細情報

加速する時代に抗うのは、遅れてきた人文知――その革命は、「百科事典」の形をしていた。

いつ誰が生まれ持つとも知れない「魔力を宿した碧眼」によって、人々の運命が左右される世界ノタウィア・マニス。強大な魔力を操り各国の頂点に立つ覇権国家〈帝国〉で、とある書物が波乱を巻き起こす。
『万象の鑑』という名で帝政を真っ向から批判した反体制文書は、かつてなく緻密な技術で編まれた魔術書でもあった……。

『万象の鑑』の正体に迫るは〈帝国〉最強の大魔術師、老獪な陸軍元帥ペルグラン。
その裏で密談を重ねるジル、ユベール、ウーヴェ。立場も性格もまったく異なるこの三人こそが、大国を覆さんとする大事典の中心を担っていた。


◆序盤の試し読みができます
【http://omni.verse.jp/tome01_sample.pdf】

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18世紀フランスで刊行された百科事典『百科全書(ディドロ・ダランベール編)』から着想を得たファンタジー小説です。
架空の世界を舞台としており、史実をご存知ない方もお楽しみいただけます。
書物と魔法、革命、図書館、博物学やヴンダーカンマーなどのキーワードがお好きな方におすすめです。

革装本の雰囲気に近付くよう、表紙は画用紙にマットPPを施し、見返しをマーブル紙の印刷で飾りました。
本文には書籍用紙よりもややざらつきのある、クリーム色のコミック紙を使用しています。
本編の内容に即した装丁を含め、物語の世界をお楽しみいただけると光栄です。

はじめての同人誌で拙い点もありますが、自分で好きだったり楽しいと思う要素をたくさん詰め込みました。

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